原稿と出版

自費出版であろうが、いや自費出版だからこそ、原稿以外の仕事にも気を配る

自費出版であろうが、いや自費出版だからこそ、原稿以外の仕事にも気を配る必要がありますし、時間と労力を掛けなければなりません。その一つが「タイトル」です。タイトルは本文の内容を僅か数文字で伝えるためのものですから、慎重を期して練る必要があります。効果的なタイトル、サブタイトルは、単に読者に訴えかけるだけではなく、著者をして、改めて内容を整理させることになります。1冊の文章量は相当ですから、漫然と考えているだけでは、中々発想に結び付きません。執筆過程で行き詰まった時は、タイトルを通じて整理することも必要なのです。そうすれば、奇抜な発想が浮かんだり、これまでの誤認識が判明したりするものです。

出版を志す人の中にも、或いは興味、関心を抱いている人の中にも、1冊に仕上げられるほどの文章量を執筆することなどできないと消沈している方がいらっしゃるでしょう。実は意外にも、自費出版した著者の多くは、それだけの分量を初めて書いた人たちなのです。内容さえ細かく制限されなければ、人はそれまでの人生を振り返り、淡々と筆を走らせることが出来るものです。もちろん文体や文法、斬新さといった、文学的な意義が認められる文章を書くとなると話は別ですが、学生の日記レベルの文章であれば、幾らでも頭に浮かぶものなのです。最近は活字離れと言われて久しいのですが、皆さんはSNSやメールで大量の文章を知らず知らずのうちに書いています。ですから決して文章に慣れていないわけではありません。書き始めれば、それほど難なくこなしてしまうことは間違いありません。むしろ電話やテレビしかなかった時代の人達に比べれば、はるかに文章力はあると考えられるのです。

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