国会図書館への納品

日本には、製本制度という制度が定められています。国内で発行された出版物は、国立国会図書館に納入しなければいけないという制度で、図書やレコード、楽譜までが対象となっているそうです。ISBNがついている流通書籍を対象とするなど細かな規定はありますが、自費出版で制作したものも基本的には納品が可能になっていますし、条件によっては義務になっている場合もあります。国会図書館に自分で持って行くか、郵送すれば受付をしてもらえるそうです。ただし、児童書については国際こども図書館に収蔵されるなど、納品のルールや受付可能図書については細かくルールが変わってきます。自分の作品がどれに該当するのかしっかり把握をしておきましょう。

実際に納品された本は、ホームページ上でも書誌データを確認することもできますし、その図書館の制度次第では、貸出は不可ですが閲覧が可能になるそうです。今後も資料用の記録として大切に保管されますし、自分の制作した本が「未来のための国民共有資産」として長く置いてもらえるというのは著者としても有り難い話だと思います。

また、納本と言う形で国立国会図書館に納めた場合は、代償金が返ってきます。代償金が必要ない旨を伝えれば無償での納品、寄贈の扱いで受理してもらえると言われています。代償金は小売価格の五割が返ってくるという制度ですが、その仕組みや金額については最新の情報を確認する必要があります。ただし、法律上で違法と指定されている本に関しては、そもそも出版も納品もできないと言われています。自費出版の際に、国立国会図書館への納品は自分で行うのか、出版社が納品まで請け負ってくれるのかはよく確認する必要があるでしょう。